この日は三瓶町の放牧養豚を見学後に、コミュニティスペース「まきば」へ移動。三瓶分校の公営塾スタッフ・齋藤湧太さんが、2023年4月に、住民と協力して開設しました。豚しゃぶ、ソーセージ、ベーコン、豚汁の贅沢ランチをいただきながらオンライン講座を開催。講師は東京・世田谷区の空き地をコミュニティ農園として活用している、その名も「タマリバタケ」のメンバーです。城田晃希さんは東京から、発起人でもある理事の武井浩三さんは出張先の沖縄から参加してくれました。社会システムデザイナーとして活躍され、組織づくりのプロフェッショナルでもあります。
タマリバタケの取り組みは、今年話題になった『Urban Farming Life』でも紹介されています。お二人のユーモアを交えたトークのお陰で、生徒たちも和やかな雰囲気の中で、
お話を伺うことができました。
世田谷区との協業事業としてスタートしたのは2021年9月。
かつては都市にもあった共同体的な繋がりが消滅していく現状を危惧した
武井さんが発起人のプロジェクトです。
補助金と有志による寄付金で運営され、会費や使用料をとることはありません。個人が好き好きに野菜を作る、いわゆる「シェア畑」ではありません。FBグループの登録者は600名以上。新幹線を利用して遠方から参加する方もいるほど、ユニークな魅力がいっぱい。 東京では、スケボーや球技で遊ぶことが禁止されている公園もあるそうです。
そこで、ブランコなどの遊具やピザ窯も設置。
そして「タマリバタケ」を特徴づけるのが「リーダー不在」の集団であること。
日中は誰でも出入り自由、週一回、メンバーが集まるコミュニティDAYでは、
誰もが自由にやりたいことを提案して活動しています。
「コミュニティの再建」 ー 地方も都会も社会的課題は共通しています。
生徒たちは、初めて聞いた都市の課題やアクションに刺激を受けて、
自分たちの暮らしに活かせるヒントを感じたのではないでしょうか。
今回のオンライン講座は、「まちづくり」に取り組む方には必聴ですよ。
ぜひYouTubeをチェックされてください。城田さんの意外な本職も明らかに・・・
「溜まり場」+「畑」=「つながりを育てる畑」を目指してネーミング。NPO 法人neomura と東京都世田谷区の協働事業として 2021 年春に始動したコミュニティ農園事業。 タワマンと巨大ショッピングモールがある人気住宅街の空き地を有効活用。 メンバーそれぞれが好きな野菜を栽培する畑でネットワークが生まれている。 「農」をテーマにした地域交流の場が、都市の新しい生活文化 Urban Farming として注目されている。
城田さんと出会ったのは世田谷区のコミュニティスペース。 勝手にご縁を感じて、移住前に企画したトークイベントにも協力していただきました。 世田谷区で定期的に開催している西予市の移住フェアにも顔を出してくださっています。 これからも巻き込んでいきますよ、宜しくお願い申し上げます。