講師は、宇都宮酒造の五代目蔵元・山下英輔さん。
ピンク酵母を使った「花神」は司馬遼太郎の同名の作品が由来です(宇和町ゆかりの楠本イネが主人公)。
文豪に承諾を求めたところ、「承知しました。愛飲する人の多いことを祈ります。」の記した直筆のハガキが届いたそうです。
山下さんは、個性的な酒造りの伝統を守りつつ、新しいビジネスのスタイルで、東京でも取引先を広げている注目の経営者です。
最近は、外国人観光客も酒蔵見学に訪れるそうです。
今回のテーマは「酒粕スイーツ・アイデア会議」。商品開発に興味がある生徒が参加してくれました。
前半は、日本酒の特徴や、斬新な経営手法について、たっぷり語っていただきました。
ラベルデザインのリニューアルは、デザインスクールの学生参加のコンペ方式で、web投票を開催。
復刻酒では、クラウドファウンディングによって資金調達に成功!世界の日本酒ブームも、生徒たちには新鮮な情報でした。
そして、酒粕を使った全国各地のスイーツも試食。宇都宮酒造の酒粕は、行列ができる宇和町の人気ベーグル店で、酵母の原料として使われていて、独特の風味を生み出しているそうです。
後半は、ブレインストーミングによるアイデア会議―
山下さん曰く、アイデアを生み出す秘訣は―人間というのは否定的なことを言われると発想の幅が狭くなってしまう。人の意見を絶対に否定しない。まず肯定する」 ― 生徒たちは自信をもって初めての課題に取り組むことができました。
「スイーツの種類・味・合わせる食材」の3つの枠で積極的にアイデアを出し合いました。
さて、生徒たちは、どんな「宇和高・酒粕スイーツ」を考えたのでしょうか?
1910年創業。ひと樽ごとに想いを込めて個性的な酒造りを続ける。 ピンク酵母を使いロゼワインのような味わいの酒は、宇和町を舞台にした司馬遼太郎の小説にちなんで「花神」作家公認の銘柄。
将来、食品メーカーで働きたいという生徒が意欲的に参加してくれました。 年末の仕込みの時期には、蔵見学も予定します。 来年は、実際に「酒粕」を使って、調理体験も企画していきたいですね。 <宇和高✖️宇都宮酒造>コラボスイーツが誕生しますよう〜に!