この日は、ファクトチェックのスキルアップ講座を開催しました。
メディアリテラシー向上を目指して開発されたプログラム『レイのブログ』を体験。
インターネット社会で誤情報やフェイクニュースがあふれる時代、ファクトチェックは国境も世代も超えて重要なスキルです。2025年度から共通テスト科目になる「情報I」の対策も兼ねた内容です。といってもプログラミングの知識や技術は不要。レイという人物を探す謎解きゲーム形式で、中高生が楽しく取り組めます。講師を務めてくれたのは開発者でもある慶応義塾大学の現役大学生、今井善太郎さん、堀口野明さん、古堅陽向さんの3名です。
5分でわかる!「レイのブログ」| メディアリテラシー向上プログラム
昨年はシンガポールで開催されたグーグル主催のメディアカンファレンスにも参加され、ファクトチェックの最前線を知るメンバーです。情報弱者と言われる外国人が通う日本語学校から開催の依頼が増えているそうです。
ゲームに参加するために必要なのはスマホまたはタブレット。日頃ニュースや情報を疑う習慣がなく、ゲーム開始直後は戸惑っていた生徒たちも、レイの正体を突き止めることに夢中になり、全員がクリアできました。先にクリアした生徒が同級生や下級生をサポートしたり、こうしたチームワークも体験型学習の魅力です。
最後の、今井さんによる「情報リテラシー」についての解説も聞き応えがありました。
フェイクニュースの具体例も、たくさん盛り込まれていて、みんな真剣に聞いていましたね。
百聞は一見にしかず!ぜひYouTube講座ダイジェスト版をご覧ください。
私たちClassroom Adventureは、全く新しいメディアリテラシー教育プログラム「レイのブログ」を提供し、誤情報やフェイクニュースが拡散するインターネット社会における課題を解決すべく活動しています。「学びを楽しくする」ことをモットーにグローバルなメンバーで開発を行っています。これまでに国内外の教育機関や国際サミットでの開催、2024年秋にはファクトチェックの世界大会「Youth Verification Challenge」を開催予定!
じつは友人から今井さんを紹介されてclassroom Adventureの活動を 知りました。ビジョンは「教室と社会を接続して、どんな学生も情熱をもって学びに向き合える世界の実現」そう、楽しくなければ、学びじゃない! 今井さんがプログラムについて、「難しかった?」と聞くと、全員がさっと手をあげました。でも「おもしろかった?」という質問にも、全員がすばやく挙手。 生徒一人一人が、大事な何かを持ち帰ってくれたように思います。